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大胆予測!約16年後、つまり、2031年前後に3回目の大規模な原発事故が発生する?54年間に2回も住民が避難しなければならないほどの大規模な原子力発電所の事故が起きていることと原子力発電所数を考慮して、ざっくり計算するとこうなる。小規模な原発事故は、毎月どこかで起きている?? [ジョーク]

ネットで調べると、

1954年6月に運転を開始したソビエト連邦のオブニンスク原子力発電所が、世界最初の原子力発電所らしい。

1986年4月26日にチェルノブイリ原子力発電所事故。

原発開始から最初の大規模な事故発生までに要した年月は、

約32年。

2011年3月11日に福島第一原子力発電所事故。

最初の大規模な原発事故発生から2回目の大規模な原発事故発生までに要した年月は、

約25年。

2012年で世界で386基、世界で建設中や計画中は163基ということだから、増加傾向のようである(https://eneco.jaero.or.jp/important/world/world03.html)。

原発開始から最初の大規模な事故発生までに要した年月は、約32年。

世界の原発総数が増加した結果、

最初の大規模な原発事故発生から2回目の大規模な原発事故発生までに要した年月が、約25年と、

約7年縮まったと考えられないだろうか?

1954年6月    1基
1960年代末  85基
1970年代末 228基
1980年代末 425基
http://www.jaif.or.jp/cms_admin/wp-content/uploads/2014/12/recent-world-npp-trend.pdf
ということらしい。

1980年代の新規着工件数が11基/年ということだから、5年分差し引くと425-4×11=381基となる。

1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所事故当時の全世界での原子力発電所は、約381基ということになる。

原子力発電所が1基から、約381基まで増加する過程で、

第1回目の大規模な原発事故が発生し、

約381基から386基前後で推移した1986年から2012年に至る過程で、

第2回目の大規模な原発事故が発生したのである。


2012年時点で世界で386基、世界で建設中や計画中は163基ということだから、

386基から、163基増加し、約1.4倍の549基に増加したら・・・

2回目の大規模な原発事故発生から3回目の大規模な原発事故発生までに要する時間は、短くなるのではないだろうか?

最初の大規模な原発事故発生から2回目の大規模な原発事故発生までは、約381基から、386基とほぼ同数で、約25年かかった。

386基から、163基増加し、約1.4倍の549基に増加したら、

2回目の大規模な原発事故発生から3回目の大規模な原発事故発生までに要する時間は、1/1.4倍速くなるのではないだろうか?

25×1/1.4=17.857・・・
        ≒18年

2回目の大規模な原発事故発生から3回目の大規模な原発事故発生まで約18年、

ざっくりした計算なので20年前後だとしたら、

今2015年だから、約16年後には、3回目の大規模な原発事故が発生するということになる。

つまり、2031年前後に3回目の大規模な原発事故が発生するだろうと予測できるわけである。

54年間に2回大規模な原発事故が発生したことから、もっとざっくり予測すると、

2065年(2011+54)ごろまでに、大規模な原発事故が2回発生するだろうともいえる。


科学者が、

「事実わが国では約1,000炉・年(各原子炉の運転年数を全原子力発電所について加算した総和)の運転実績があるが、大量の核分裂生成物を放出するような炉心損傷事故は一度も起こしていない。このことは一基(炉)の原子力発電所に換算すると、1,000年間も炉心損傷事故を起こしていないことを意味する。」

「炉心損傷事故の頻度は炉・年あたり1×10-7以下と評価されている」

「原子力発電所の安全性は自動車事故よりも一万倍以上安全である」(村主進「原子力発電はどれくらい安全か原子力システム研究懇話会」(原子力システムニュースVol.15,No.4(2005.3)に掲載)http://www.enup2.jp/newpage38.html)などと書いているが・・・

原子力発電所で発電開始後、何回住民が避難しなければならないほどの大規模な原子力発電所の事故が起きたかと言えば、2回も起きている。

「1,000年間も炉心損傷事故を起こしていないことを意味する。」というのは、

ある条件の下での計算上は、正しいのかもしれないが・・・

54年間(2011年-1954年=54年)に2回も住民が避難しなければならないほどの大規模な原子力発電所の事故が起きているのだから、

経験上の発生頻度を問題にしなければいけないのではないだろうか?

「1,000年間も炉心損傷事故を起こしていないことを意味する。」「原子力発電所の安全性は自動車事故よりも一万倍以上安全である」(村主進「原子力発電はどれくらい安全か原子力システム研究懇話会」(原子力システムニュースVol.15,No.4(2005.3)に掲載)http://www.enup2.jp/newpage38.html

というのは、悪い冗談だ。


補足:

「海外PWR原子力発電所におけるINESレベル2以上の主な事象(1992年~1998年) (02-07-04-22)」によると、 1990年から2006年の「原子力発電所に関するものは、1990年以降は約100件」となるという。

表3、表4の事故件数の集計表が示されているが、

表4「諸外国における原子力発電所のレベル2以上の事象例」(2001~2006)には、20件のレベル2の事故が示されているが、諸外国ということで、日本の事故が見当たらないので対象外とする。

表3「INESのレベルに応じた事故・事象件数(1990年4月~2000年12月)」によると、原子力発電所に関するレベル2以上の事故は、レベル7が1件、レベル5が1件、レベル3が6件、レベル2が73件、計81件になる。

レベル7の1件は、チェルノブイリ原子力発電所事故なので、

1990年4月~2000年12月の約10年の間にレベル7未満の小規模な原子力発電所の事故は、80件となる。

つまり、レベル2以上レベル7未満の小規模な原子力発電所の事故は、

年間8件起こっているということになる。

6か月で4件、

3か月で2件、

1ヶ月約0.67件、

ということになる。

レベル1がレベル2と同数以上あるとするなら、毎月1件どこかで事故が起きているということになるだろう。

ちなみに、

原子力発電所外に影響があるレベル3以上の事故は、レベル7が1件、レベル5が1件、レベル3が6件、計8件になる。レベル3以上レベル7未満の事故は、10年で7件になる。

つまり、1年間0.7件の原子力発電所外に影響がある小規模な原子力発電所の事故が起こっていることになる。


※便宜上INESレベル7以上を大規模な事故、INESレベル7未満を小規模な原発事故と呼んだ。なお、事故件数は「海外PWR原子力発電所におけるINESレベル2以上の主な事象(1992年~1998年) (02-07-04-22)」(http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=02-07-04-22)を参照した。


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